CloudFront の設定変更によってダウンタイムは発生しますか?
困っていた内容
CloudFront に以下のような変更を行うことを検討しています。この変更に伴ってサービスに影響が出るかどうかを教えてください。
- ビヘイビアの追加、変更
- オリジンの追加、変更
- エラーレスポンスの設定変更
- セキュリティポリシーの変更
- WAF の紐づけ
サービスに影響は出る?
ディストリビューションの設定変更を行われた際に CloudFront でダウンタイムは発生いたしません。
上記の変更はそれぞれのエッジロケーションで順番に実施されるため、そのエッジロケーションで構成が更新されるまでは、変更以前の設定で処理が行われます。 設定変更が順次実施されていくため、設定変更後に変更後の設定によるレスポンスと変更前の設定によるレスポンスが混在する状況が発生する可能性はあります。
ディストリビューション構成に対する変更を保存すると、CloudFront はすべてのエッジロケーションへの変更の伝達を開始します。エッジロケーションで構成が更新されるまで、CloudFront は以前の構成に基づいて、そのエッジロケーションからコンテンツを引き続き供給します。エッジロケーションで構成が更新されると、CloudFront は新しい構成に基づいて、そのエッジロケーションからコンテンツの供給を直ちに開始します。
変更は、すべてのエッジロケーションにすぐに伝達されるわけではありません。伝達が完了すると、ディストリビューションのステータスが [InProgress (進行中)] から [Deployed (デプロイ済み)] に変わります。CloudFront が変更を伝達している間、特定のエッジロケーションでコンテンツが以前の構成または新しい構成のどちらに基づいて供給されるかを判別することはできません。
影響があったかの確認をしたい場合は、CloudFront ディストリビューションのアクセスログを記録することでエラーコードの確認などを行うことが可能です。